4月の雲南旅行その2
4/3 上海虹橋 - 麗江
4/3 虎跳峡トレッキング ←ココ
4/4 虎跳峡 - シャングリラ
4/4 シャングリラ(天候予備日、3日と4日が雨の場合ここにずれこむ)
4/5 シャングリラ
4/6 シャングリラ - 昆明 - 上海虹橋
旅行2日目です。
朝7時半に、老街の外の道で豆乳飲みながらミニバスを待つ。
宿の人が案内して付き添ってくれました。
バスで麗江から虎跳峡トレッキングコースのスタート地点まで60km。
1人分50元(850円)でした。それとは別に虎跳峡のチケット65元が必要です。
バスの中。右のおじさんは別のグループについてる中国語-英語ガイド。
虎跳峡トレッキングは欧米人が多く、80〜90%が欧米人でした。
あとは韓国人。中国人は少ないな〜。
フランス語しゃべってる人と英語の人と半々くらいでした。
2時間半くらいでスタート地点に到着。ほかの人はもっと先までこのバスで行くらしく、
寂しく一人で下車する。回送に回す荷物はトートバッグひとつなので、
バスの運転手に「くれぐれも頼む!なんだったらあなたの電話番号教えてくれ!」と
無理やり連絡先を聞き出し、荷物の写メを撮っておき、紛失対策。
時刻は10時すぎ。さて出発ー
虎跳峡(フー テャオ シャー)というのは峡谷の名前で、
玉龍雪山の下を流れる金沙江という川に沿った地区のことです。
麗江の街から玉龍雪山をぐるっと回った反対側の山に
トレッキングルートがあり、
ずーっと玉龍雪山と大峡谷を右手に見ながら
トレッキングできるという仕組み。
しっかし問題なのが、ちゃんとした地図が存在しないのである。
日本の登山ルートだと国土地理院の2万5千分の1地図が登山地図の基本で、
それには超重要な「等高線」という地形を読める線が書き込まれています。
中国にはそれがないんだな。
まあ国土がくそ広いからな、、やってらんないんだろうな。
で、だいたいの地図がこんな訳ですよ!
東西南北も距離も標高もないしめちゃくちゃである。
せこせことインターネッツで調べたところ
★スタートの橋頭から、ゴールのティナゲストハウスまで20km前後。
★標高差は800m前後。(登り返し有り)
★所要時間は8時間前後。
なるほど、、標高差の割に所要時間が必要なのは、距離が長いのね。
ということで、1日目の今日は途中の「茶馬客桟」まで行くことに。
よっしゃー!歩くでー!
と発奮したところで
「馬ぁ〜乗らねぇか〜」という悪魔の囁きおじさんが…!
いやいやいやいや、見てよこのシューズ!ウェア!でぶだけどな!
登るために来てるんだからさー
おじさんを断りながらえっちらおっちら歩いていると、前方に玉龍雪山が。
おおー。
眼下には金沙江と棚田。のどかな田舎道である。
しかし、、息がきれるなー。
悪魔の囁き馬おじさんは、ぴったり後ろをついてきており、
激上り坂にさしかかるつどに
「馬ぁ〜乗らねぇか〜」
と誘惑をしてくる。ギャグか。
一気に200mくらい登りあげたところ。ひぃひぃ。
おじさん「馬ぁ〜乗らねぇか〜」
そんなもの、の…のら…
乗らせていただきますぅ〜
80元。1,360円で、ランチポイントのゲストハウスまで。
タクシーだと思えば、、という堕落的発想。
しかし初めての乗馬だったのですが、これが楽しい。
目の前に5,000m峰と大峡谷を見ながら
バカ尾根なみの登山道を馬でぱかぽこいくのである。
下りの登山道は地面を見ると怖いので、
うつろな目をしながら遠くを見る。
ピークを1こ越えて登山道は下り坂になり、集落が見えてくる。
棚田(麦畑)がミニチュアみたいに広がって素敵である。
春うららかな田舎道を、馬に乗っていくなんて、、
おじさんは悪魔ではなかったな!
このトレッキングルートは、古来からある「茶馬古道」という
ルートの一部にあたります。茶馬古道は7世紀から20世紀まで、
チベットの馬と雲南省の茶を交易するための道でした。
だからいいの!馬に乗ってもいいの!登山してないとか言わない!(涙目)
鶏や牛の声を聞きながら小さな集落を進んでいくと、
ナーシーヤーグ・ゲストハウスがある。
ここまでが80元。おじさんと馬とはお別れかー。
実は、こっから先が24曲がりとか28曲がりとか言われる
このルート最大の登り坂なのである。
おじさんちょっと待って!
「遠いからこの先はやだよ〜」というおじさんを説き伏せ、
プラス100元で頂上まで行くことに。
交渉成立したところで、ランチタイム。
ゲストハウスのテラス席で、豚肉苦瓜炒めとご飯。お、おいしい!
雲南は野菜が鮮度が良くておいしい。さすがである。
お茶も、普通の緑茶にミントの葉っぱを浮かべてあって、すきっとした味。
ゲストハウスの向こうはどーんと雪山。
いいとこだなあ。
とくに急いでもいないので、集落を散策。
至るところに、こぼれ大麦が実っている。
梨の花やら、桃の花が満開で、そこらへんを鶏が走り回る。
なにこれー、めちゃくちゃいいとこやんけー。
最初は人見知りしてた馬も、そこらへんの草をあげたら一気にフレンドリーに。
「もっとくれ〜」と鼻先をくっつけてきて、大変かわいいのである。
毛がぱさぱさして、身体がごつごつして、でかいまるぞうみたいでかわいい!
つづく!
4/3 虎跳峡トレッキング ←ココ
4/4 虎跳峡 - シャングリラ
4/4 シャングリラ(天候予備日、3日と4日が雨の場合ここにずれこむ)
4/5 シャングリラ
4/6 シャングリラ - 昆明 - 上海虹橋
旅行2日目です。
朝7時半に、老街の外の道で豆乳飲みながらミニバスを待つ。
宿の人が案内して付き添ってくれました。
バスで麗江から虎跳峡トレッキングコースのスタート地点まで60km。
1人分50元(850円)でした。それとは別に虎跳峡のチケット65元が必要です。
バスの中。右のおじさんは別のグループについてる中国語-英語ガイド。
虎跳峡トレッキングは欧米人が多く、80〜90%が欧米人でした。
あとは韓国人。中国人は少ないな〜。
フランス語しゃべってる人と英語の人と半々くらいでした。
2時間半くらいでスタート地点に到着。ほかの人はもっと先までこのバスで行くらしく、
寂しく一人で下車する。回送に回す荷物はトートバッグひとつなので、
バスの運転手に「くれぐれも頼む!なんだったらあなたの電話番号教えてくれ!」と
無理やり連絡先を聞き出し、荷物の写メを撮っておき、紛失対策。
時刻は10時すぎ。さて出発ー
虎跳峡(フー テャオ シャー)というのは峡谷の名前で、
玉龍雪山の下を流れる金沙江という川に沿った地区のことです。
麗江の街から玉龍雪山をぐるっと回った反対側の山に
トレッキングルートがあり、
ずーっと玉龍雪山と大峡谷を右手に見ながら
トレッキングできるという仕組み。
しっかし問題なのが、ちゃんとした地図が存在しないのである。
日本の登山ルートだと国土地理院の2万5千分の1地図が登山地図の基本で、
それには超重要な「等高線」という地形を読める線が書き込まれています。
中国にはそれがないんだな。
まあ国土がくそ広いからな、、やってらんないんだろうな。
で、だいたいの地図がこんな訳ですよ!
東西南北も距離も標高もないしめちゃくちゃである。
せこせことインターネッツで調べたところ
★スタートの橋頭から、ゴールのティナゲストハウスまで20km前後。
★標高差は800m前後。(登り返し有り)
★所要時間は8時間前後。
なるほど、、標高差の割に所要時間が必要なのは、距離が長いのね。
ということで、1日目の今日は途中の「茶馬客桟」まで行くことに。
よっしゃー!歩くでー!
と発奮したところで
「馬ぁ〜乗らねぇか〜」という悪魔の囁きおじさんが…!
いやいやいやいや、見てよこのシューズ!ウェア!でぶだけどな!
登るために来てるんだからさー
おじさんを断りながらえっちらおっちら歩いていると、前方に玉龍雪山が。
おおー。
眼下には金沙江と棚田。のどかな田舎道である。
しかし、、息がきれるなー。
悪魔の囁き馬おじさんは、ぴったり後ろをついてきており、
激上り坂にさしかかるつどに
「馬ぁ〜乗らねぇか〜」
と誘惑をしてくる。ギャグか。
一気に200mくらい登りあげたところ。ひぃひぃ。
おじさん「馬ぁ〜乗らねぇか〜」
そんなもの、の…のら…
乗らせていただきますぅ〜
80元。1,360円で、ランチポイントのゲストハウスまで。
タクシーだと思えば、、という堕落的発想。
しかし初めての乗馬だったのですが、これが楽しい。
目の前に5,000m峰と大峡谷を見ながら
バカ尾根なみの登山道を馬でぱかぽこいくのである。
下りの登山道は地面を見ると怖いので、
うつろな目をしながら遠くを見る。
ピークを1こ越えて登山道は下り坂になり、集落が見えてくる。
棚田(麦畑)がミニチュアみたいに広がって素敵である。
春うららかな田舎道を、馬に乗っていくなんて、、
おじさんは悪魔ではなかったな!
このトレッキングルートは、古来からある「茶馬古道」という
ルートの一部にあたります。茶馬古道は7世紀から20世紀まで、
チベットの馬と雲南省の茶を交易するための道でした。
だからいいの!馬に乗ってもいいの!登山してないとか言わない!(涙目)
鶏や牛の声を聞きながら小さな集落を進んでいくと、
ナーシーヤーグ・ゲストハウスがある。
ここまでが80元。おじさんと馬とはお別れかー。
実は、こっから先が24曲がりとか28曲がりとか言われる
このルート最大の登り坂なのである。
おじさんちょっと待って!
「遠いからこの先はやだよ〜」というおじさんを説き伏せ、
プラス100元で頂上まで行くことに。
交渉成立したところで、ランチタイム。
ゲストハウスのテラス席で、豚肉苦瓜炒めとご飯。お、おいしい!
雲南は野菜が鮮度が良くておいしい。さすがである。
お茶も、普通の緑茶にミントの葉っぱを浮かべてあって、すきっとした味。
ゲストハウスの向こうはどーんと雪山。
いいとこだなあ。
とくに急いでもいないので、集落を散策。
至るところに、こぼれ大麦が実っている。
梨の花やら、桃の花が満開で、そこらへんを鶏が走り回る。
なにこれー、めちゃくちゃいいとこやんけー。
最初は人見知りしてた馬も、そこらへんの草をあげたら一気にフレンドリーに。
「もっとくれ〜」と鼻先をくっつけてきて、大変かわいいのである。
毛がぱさぱさして、身体がごつごつして、でかいまるぞうみたいでかわいい!
つづく!
- 2018.05.04 Friday
- 旅行中